| '99.08.28 THE HORNETS'80 Web |
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ホーネットという名前
他に思い付くのは、ドーリットル大佐の指揮下でB-25を発艦させ東京空襲を行った空母ホーネット(CV-8)であるが、今回訪問したのは同名で別の空母ホーネット(CVS-12)である。 サンフランシスコの対岸にあるアラメダ前海軍基地のピア3にはUSSホーネット(CVS-12)が浮かぶ博物館として展示されている。このホーネットはエセックス級空母24隻の内の1隻として1943年に完成、すぐ太平洋戦線に投入されたが、59回にも及ぶ日本軍の攻撃を受けて1回も爆弾、魚雷そしてカミカゼによる損傷を受けなかった強運の空母である。それどころかホーネットの艦載機は1日に日本機を59機、1ヶ月に255機も撃墜して海軍記録を樹立したというからまさに日本機キラーの空母である。 それ以上にこのホーネットが有名になったのは、1969年最初の人類月面着陸を果たして帰還したアポロ11号とその乗員をハワイ沖で回収したことである。当時のニクソン大統領もホーネットに乗艦してアポロ11号の乗員と面会している。この時の模様はテレビを通じて世界中に放映されたので、あるいは憶えている方もおられるかもしれない。さらにその次のアポロ12号の回収にもホーネットは従事し、一躍世界中に有名になった。
したがって航空機を見に行くとがっかりすること間違いなしなので、あくまで空母そのものとアポロ宇宙船を回収した際の展示を見に行くつもりで出かけられることをお勧めしたい。 入場料は9ドルとあまり安くはないが、維持にかなりの費用がかかることと現役の海軍兵士が管理にあたっていることを考えればリーズナブルな料金かと思える。入場して何人かまとまるとガイド(ボランティアの元海軍軍人)がついて艦内ツアーが始まるので、それに参加すると詳しい説明が受けられる。興味深いのはデッキ下の格納庫、そしてフライトデッキや艦橋、特にエアボスが居るプライマリーフライトコントロールであろう。この当時の空母ではエアボスが艦橋の後部に居る設計だったようである。またカタパルトは現在のようなスチームではなく油圧だったが、完全に撤去されており何も残っていない。 サンフランシスコのフィシャーマンズ・ワーフには潜水艦が展示されていて中に入れるが、それに比べるとさすがに空母の内部は広い。ただし実際に航海中はそれ相応の乗組員や航空機があるわけで、それを考慮に入れるとやはり陸上の建物とは比べ物にならないほど狭い。 詳しくは写真を見ていただくとして、機会があれば是非一度行ってみることをお勧めしたい。
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