※展示機の写真を追加しました! リスト中のアンカーをクリックしてください。 インドネシアで初の国際航空ショーが開かれる、という情報を得たのは96年の春だったと記憶している。その時には深く考えていなかったが、旅行情報を集めるにつれ、金曜日出発、日曜日の夜の便で帰国という短期決戦・一撃離脱型の撮影が可能なように思えてきた。よ〜し、若いうちにやってみるか!!そして'96年5月1日、山陰・岩国撮影ツアーに行く道すがら格安航空券でお馴染みのH.I.S.にて2泊4日の予定でガルーダインドネシア航空の予約を入れる。即座にOKが出た。ま、時期が時期だもの、当然かな…。 【6月28日(金)】 インドネシアエアショー(以後IAS'96と略す)は先週末からやっているが、5月に予約を入れた時点では仕事の予定が入っていたので、ショー終盤の訪問となる。 直前に福岡空港で事故ったガルーダ利用の為、何かと周囲は心配してくれるが、本当にアブナイのは現地の宿と食なんだよね、僕の場合…。とにかくもGA873のB-747-400、PK-GSGは11:20に成田を離陸し、16:20(現地時間)に何事もなくスカルノハッタ空港にランディング。 機内からレッドアローズの列線が見えて、チョットばかし期待が高まる(^^)。 さて今回もホテルなんぞは予約しないで行ったんだが、連日の残業で少々疲れていて、現地で安宿を探す気力がもう無い(^^;)。そこで初めて空港の予約カウンターでホテルの紹介を頼んだ。市内の三星クラスのホテルが50〜70USドル。中には36USドルなんていうのもあったけれど、少々奮発して55USドルのHOTEL KARYAに2泊することにした。そうしたら何も言わずに1泊50USドルになった。ラッキ〜。 外に出ると既に薄暗くなっている。市内までのバス(ダムリという)をしばらく待つが全然来ない。白タクの運ちゃんが隣のノルウェー人を誘っている。聞けば市内まで10,000Rp(\490。Rp.20で\1だ)。ダムリだと4000Rpだけど、これなら許せる。「俺も乗せてくれ!」と交渉成立。 空港から市内に行く道の半分以上は渋滞だった。バスが来ないはずだ。空港からJL.Jaksa(安宿街)のホテルまでは1時間半ほどかかった。 夕飯は近所の安食堂で。コールガールが寄ってくるが、その気が無いと見るとすぐに隣のテーブルに移りオランダ人の兄ちゃんにたかっている。食事が終わるまで付き合わせてもよかったかな(^^;)?食後にガンビル駅まで下見に行って、今日の日はおやすみなさい。 【6月29日(土)】 突然コーランが響きわたる!近所のモスクからだ。時計を見ると2:48AM(−−メ)。延々40分間に渡りありがた〜いコーランを聞かせてくれたスピーカは3:30AMにプッツンした。アラーの神をさんざん罵ってからまた寝るが、少しウトウトした所で今度は目覚ましに起こされた。6:20だ。身支度整えて、いざ、出発。 ガンビル駅から会場まではシャトルバスが出ている。入場券20,000Rpもここで買えるので即購入。バス代は車内で支払うシステムで4000Rp也。バスは7:18に発車。会場には8:00に着いた。開門は9:00。炎天下1時間待つのは結構つらい…。 …と、思いきや、事前にチケットを持っている人は8:30くらいから入場出来てしまった。(^^)V。ゲート脇のチケット売り場は9:00オープンとのことでした。 会場はスカルノハッタ空港の2本の滑走路の間、07L/25Rの脇に設けられた特設エリアである。まずは展示機を眺めて行こう。 展示場はシンガポールショーよりは充実していたとの声もあるが、展示エリアはハッキリ言って狭い!今回最大の目的はホスト国の空軍に所属する「通常の」機体の展示だったが、F-5やOV-10の展示は無く意外と低調だった。もっとも大半の最新鋭機F-16が特別塗装で並んでいたのだから文句は言えないが…。 前日まではマレーシアのMiG-29やコンコルド、エアバスA-340が居たのだが、今日は朝から姿が無く、説明用の看板が脇に転がっているのみ。コンコルドは見た事あるし、A-340はこれから成田でも見られるだろう。しかしMiG-29は…。これは痛いなぁ。LIMA'97にでもいくしかないか。ビックリしたのはオランダ空軍(KLu)が来ていること。昔の関係からなんでしょうが、KDC-10をアジアで拝めるとは思わなかった。 【地上展示機】
【フライト】 地上展示に続いてフライトの様子を紹介しよう。滑走路は空港の07L/25Rを使用。レッドアローズなどの編隊アクロの際には反対側のR/Wも閉鎖し、空域を確保して展示を行った。展示場はR/Wの南側。「RW07/25の南側」と聞いて、一瞬「順光だ!」と喜んだのだが、ここは南半球。まさか一日中トップライト気味の逆光になるとは…。(NIFTYで調べて貰ったら、お昼には太陽の方角358度とほぼ真北、60度あたりの角度に太陽がありました) 撮影条件は会場からR/W上のフランカーが真横で500ミリで少し遠い程度。タキシングはフランカーが300ミリだとチョットはみ出す程度で遠い遠い。 さらにIATを通じて世界的に有名になってしまった日本が誇る悪マナー集団「最前列脚立軍団」こそいなかったものの、地元民で構成される「最前列日傘軍団」が出現!タキシング写真の端にカサの一部が入ってしまうのにゃ参ったネ(^^;)。 そうは言ってもアクロチームは充実している。今回はレッドアローズ、Elang Biru(F-16×6)、ブラックナイツ(単機)、ゴールデンドリーム(3×ピッツ、1×エキストラ200)のデモンストレーションチームが参加した(三沢のF-16もデモチームだったのかもしれない)。 また売り込みに命を賭けるフランカーは1日3回のだったか4回だったかのデモを行う。コブラはそれこそ「飽きるほど」見ました(^^;)。この目で見て、開始高度がエラク高いこと、開始スピードが遅いこと、リカバリー後の高度ロスが意外にあることがわかりました。テールスライドも飽きるくらいに見た。もう、いい…。今回は事前に2ヶ所から異なるスケジュールを入手していたが、結局二つともいい加減で、当日朝に展示館案内所で配られたものが一番実際に近いものだった。 毎日のスケジュールは日毎にやや異なるが、参考として6/30のものを紹介しよう。
15:30頃?KDC-10 & F-16Bのフライトあり。離陸時にはF-16Bが先に上がり場周を一周、そしてお見事!!タイミングバッチリのKDC-10ピックアップT/Oを見せてくれました。両機は恐らくプラグド パスを実施したのだと思いますが、暑さに負けて展示館で休んでいました。どーせ、いつか見られるサ…。 …夕方の道路は昨日同様オニの渋滞でシャトルバスは一向に来ない。空港まで行けばダムリもあるさと道路を歩く。途中空のダムリが通ると現地人がドアを明け、なだれ込む。ドライバーはわめき立てているが気にするそぶり無し。こちらも一瞬理性がジャマしたけれど「郷に入っては…」の諺通り、一緒にバスを襲ってドアをこじ開け、無理矢理乗り込みました(^^;)。日本では「バスジャック」と言いますな(^^;)、これは。 で、何処行きか分からなかったのだけど、市内のどこかまで乗って行き、そこから適当なバスを乗り継いで帰りました(このようにしか表現できない)。 【6月30日(日)】 今日は日曜日のためかコーランは無し。夜の便で帰るので先に空港に荷物を預けておこう。駅で朝食としてバナナの葉に来るんだ蒸し御飯を買って、空港行きのリムジンバスに乗り込む。値段は同じ4000Rp.、到着時間も5分と変わりはない。 空港から会場入り口まで徒歩20分くらい。会場に入るとDC-3などの一部の機体が帰り始めていた。あれれ…、次回に行く場合はなるべく早い時期に来るべきだな、これは。 これまで報道陣が使っていた櫓(やぐら)も今日は開放されている。作りがヤワで人が一杯乗って崩れそう。でも僕も上がってそこからの景色を楽しんでみる。 さてショーの内容は昨日とほぼ同じなので、ここで各アクロチームの紹介をしておこう。 【Elang Biru】 インドネシア空軍のデモンストレーションチームだ。ガルーダインドネシア航空機内誌96.6より抜粋した記事と現地情報でまとめてみよう。Elang Biru(The Blue Falcons)(注:ブルーイーグルスというのが「公式」の英語訳のようだ)のデビューは1995年10月、インドネシア 国軍50周年フライバイにおいて「50」フォーメーション(約20機で50を形作った)の底辺部を受け持ち、スモークを引いた時のことだそうな。 アイデア自体は1987年にサンダーバーズがやってきた時に生まれたようだが、実際に動きだしたのは2年前、サンダーバーズインストラクターPeter McCatterとSteve TrentがIswahyudi A.B.にインドネシアのパイロットにアクロ訓練を教えるため駐留した時からだそうだ。それ故、アクロ課目にはサンダーバーズの影響が色濃くでているという。 機体はF-16A。ヴェルヴェットブルーの地にブライトイエローの帯。さらに翼端、垂直尾翼端、水平尾翼端は赤と白の帯が入れられている。6機編成だが、予備2機を確認。そのうちS/Nの確認が出来たのはTS-1605, -1607, -1608, -1609, -1610, -1611, -1612の7機。 全機スモークワインダーを翼端に搭載。4機(左右翼機、ダブルソロ)はコクピット後方約1メートルから背中に1.5インチ程度のスモークオイル用のパイプをテールパイプまで導いている。スモークはスモークワインダーの白とスモーク装置を使用した赤と青。スモークの色は非常に薄い。パイロットは次の6名だ。 Lieut. Col. Rodi Suprasojo(Leader)、Capt. Tatang Herliansyau(Right)、Capt. Anang Nurhadi(ポジション不明)、Maj. Bambang Samudro(同)、Maj. Agus Supriatna(同)、Cap. Syaugi(同) 【演技課目】
機体は一般人が近づけないフライトラインからスタートし、演技終了後に会場正面にランプインする。この素晴らしい塗装は残念なことにショー終了後に消されてしまったそうな。 【The Roulettes】 日本ではなじみの無いオーストラリア空軍のアクロチーム。使用機種はPC-9。プロペラ機と言ってバカにしてはいけない。演技構成もタイミングも編隊維持も、一級のチームである。6機編成だが今回は予備機および地上展示機も含めて8機を確認した。S/NはA23-031, -036, -037, -039, -041, -042, -065, -066だ。演技課目を以下に紹介しよう。【演技課目】
…20.は結構感動モノでした。 【ブラックナイツ】 地上展示された機体(145108)とデモフライトを行った機体(148482)はシンガポール空軍のデモチーム「ブラックナイツ」の塗装だったが、尾翼の「ブラックナイツ」にはポジションナンバーが記入されていなかった。フライトラインにあったフライトスペア機はノーマル迷彩の#926号機。この時点で「ブラックナイツ」塗装を施したスカイホークはこの2機しか無かったのかもしれない。さて、わずかに9分間のフライトの内容は以下の通り。しかしSU-30やF-16の間にはさんじゃぁ、スカイホークがあまりにもかわいそうだ…・。 【6/30(日)のフライト内容】
今日は最後までゆっくりと展示館を眺めて、空港まで歩いて帰る。夕飯は空港レストランにて。出発は23:15、シャワーを浴びたいがあと半日のガマンだ…。 【IAS'98への道】 今回、某旅行社の企画ツアーでは5日間\148,000だったけど僕は4日間で千葉の自宅から自宅まで全て込みで\100,000以下で済みました。…東京から沖縄に行くのと大差ないじゃん!!(^^;)。もっとも個人旅行はツアーに比べて少々リスクが大きいことが問題だけどね…・。次回のIAS'98は6/22〜28に今回と同じくスカルノハッタ空港で行われます。皆さんの計画立案のために、今回の主要経費を紹介しておきましょう。
食事は一食あたり\100から\600程度(\1=Rp.20として)でした。そうそう、会場内にもいくつか屋台が出ていますので、食事には困りません。 |
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