| 03/07/06 H'80Web |
■ガラス張りの博物館
米国にある航空博物館を紹介しているこのシリーズであるが、前回は番外編として英国にある米軍機専用の航空博物館を紹介した。今回も番外編第2弾としてベルギーはブリュッセルにある王立軍事歴史博物館中の航空部門をご紹介しよう。
北はオランダ、東はドイツそして南はフランスに隣接するベルギーはヨーロッパの中でも微妙な位置にある。ブリュッセルにはEU本部、NATO本部やヨーロッパの統合航空管制機関であるユーロコントロールが置かれていることからもわかるように、政策としてヨーロッパの中心としての機能を果たすことに積極的だ。
独立50周年を記念して1880年に開催された博覧会の会場として作られたサンカントネール公園には凱旋門があり、その両脇に3つの博物館がある。右翼にあるのは古代からの発掘品や工芸品を展示したサンカントネール博物館と自動車博物館であるオートワールド、左翼にあるのが王立軍事歴史博物館である。中世から第2次世界大戦までの軍服、武器、各種資料が展示されたこの博物館の一角に航空部門があり、ガラス張りの建物中に約50種類の機体が展示されている。中でも見ものは1950-1960年代のジェット戦闘機である。
狭い敷地に数多くの機体が展示されており、写真は撮影しにくい。また展示機の説明がフランス語のみなのは残念である。
■展示機
現在展示または保存されている機体は以下の通りである。
ノースアメリカンF-86F, ホーカーハンター、フィアットG91、ダッソ―M.D.450ウーラガン、CF100カナック、サーブJ35ドラケン、ダッソ―・ミステールB2、ダッソ―・ミラージュ5B、リパブリックF-84Fサンダ―ストリーク、同RF-84Fサンダ―フラッシュ、同F-84Gサンダ―ジェット、ロッキードF-104G、ジェネラル・ダイナミックスF-16A、MiG23フロッガ―等約170機
◆博物館の床中央にはベルギー空軍のマークが描かれ、F-16A第一号機が飾られている。頭上に展示されているのは元ポルトガル空軍所属のユンカースJu52/3m |
◆ベルギー空軍で使用された練習機。T-33A(FT34)とフーガ・マジステール(MT24) |
◆グロスター・メテオールはT.7, F.4, F.8と多数がベルギー空軍で使用された |
◆ベルギー空軍のアクロバットチームである「ディアブル・ルージュ(赤い悪魔)」で使用されたホーカー・ハンター |
◆ベルギー空軍で使用されたF-104Gとミラージュ5B |
◆ベルギ―空軍で使用されたフランス製Percival Pembroke輸送機は46機発注された |
◆ベルギー空軍の最後のプロペラ戦闘機、スピットファイヤーMk14 |
◆ロシア空軍のMiG-23 |
◆チェコ空軍で使用されたYAK-11(チェコでの型式名はC.11)と後方は旧東ドイツのMi-24ハインド攻撃ヘリ |
◆同じくチェコ空軍で使用されたAERO L-29デルフィン練習機 |
◆スウェーデン空軍のJ-35 ドラケン |
◆米空軍ショー空軍基地所属のRF-4C(AF68-590) 後方にはF-84GやF-84F、F-104Gやミラージュ5Bが見える |
◆フランス空軍で使用されたダッソ―・M.D.450ウーラガン(英語ではハリケーン)はかなりの珍機であろう |
◆ポルトガル空軍で使用されたF-86F 胴体はグレーで機首と垂直尾翼がブルーに塗装されている |
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