ホーム(H) 放熱レポート ご感想/ご投稿 ' 03/06/21  THE HORNETS'80 Web
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写真1
料金は安いけれど、スケジュール通りに飛ばないばかりか離陸回数に比べて着陸回数が少ないことで悪評高いミャンマー航空のフォッカーF27。ヤンゴン空港にて国際線搭乗前に105mmで撮影

 ガイドブックを読めば判るように、ミャンマーはパゴダ(仏塔)と寺院しかないような国だ(失礼!)。しかし、この国にも軍事博物館があって航空機が展示されているのだ。 博物館の存在に関する情報を入手したのは数年前だが、なかなか行く機会に恵まれず、ようやく2003年のゴールデンウィークに訪問することができた。
 このレポートを読んだとして、一体何人のマニアがこの国を訪問することか考えるだけ無駄なような気もするが、恐らく本邦初の紹介記事ですので、どうか現地での時間を有効に使うのに役立ててください。

入国に際しての注意

  1. ビザが必要だ。旅行会社に頼らなくてもインターネットで様式を取り出し、必要事項を記入して大使館に郵送することで申請可能だが、戻ってくるのに2週間以上かかる。余裕を持って申請しよう。
  2. 現地入国時に200米ドルを強制的に両替させられる。これは再両替不可の外貨兌換券で「FEC」という単位で流通する。1米ドル=1FECという建前だが、ホテル、鉄道、国内線、博物館など外国人料金で支払う場所以外、つまりタクシーや中級以下のレストランなどでは1米ドル=0.8FECくらいで扱われている。
  3. 現地通貨の単位は「チャット」で、通常「k」で表す。公定レートがムチャクチャな設定なので、旅行者は市内のホテルや闇両替屋にて実勢レートで両替することになる。しかし、半年ほどで数百Kもレートが変動したことがあるので、なるべく直前に行った人の旅行記をインターネットで集めて、参考にしよう。2003年5月訪問時のレートを記す。なお、闇両替屋や両替額により両替レートは異なるが、どこも20ドル以上を両替すると比較的良いレートになる。
    公定レート 1米ドル = 1FEC = 約6.5K
    実勢レート 1米ドル = 750〜950K
    1FEC = 600〜850K
  4. 現地では米ドル以外の通貨は事実上受付けないので、強制両替分プラスアルファの米ドルを用意すること。

国内展示機

【軍事博物館(Defense Service Museum)】 

(2003年5月1日訪問)
写真2
表通りから見た博物館の一角。入場門はこの左手にあるが、撮影禁止だった
 ヤンゴン中央駅から徒歩で15分程度のところにある博物館で、1階の奥にはスピットファイアやバンパイアなど20機が展示されている。が!なんと撮影禁止である。
 ゲートで入場料3米ドルを取られ、建物入口で入場券のチェック。そして「カメラは?」と尋ねられた。ミャンマー各地の観光名所では撮影料をいくらか取られるので、ここは正直に「あるよ」と見せると、「No Photo」とニッコリ、取られてしまった…(^^;)。(モチロン預かり証を発行してくれたが)
 中には海軍、陸軍の活動状況に関する展示の他、3階以上には厚生省、教育省、エネルギー省など各省庁の展示もある。館内は薄暗く、アッチコッチに監視員がいるので、例えカメラを隠し持って入ったとしても撮るのは難しいだろう(彼らの大部分は昼寝しているが、それでも何回かマネキン人形と間違えてドキッとした)。
 一通り館内を眺め、カメラを受け取ってから裏手にあるT-33Aを見に行こうとしたら、警備員が「行っちゃダメ」。仕方なく外周から撮ろうとしたら、翼下で昼寝をしていた警備員がズ〜っとこっちを注視していたので、ついにカメラを出せなかった。くっそ〜〜。
 せめて記念にゲートの写真でもと思ったが、これも注意され撮影できなかった。


開館日 土日を含む毎日、午前9時から午後4時まで
閉館日 祝祭日(5/1はメーデーで休館)
入場料 3米ドル(FEC使用可)
アクセス ガイドブックの地図を見るとミャンマー中央駅の西側を南北に走るShwe Dagon Pagoda Streetという通りがある。この通りの鉄道跨線橋に立って北側(Shwe Dagon Pagoda方面)に向かい、真直ぐに300メートルほど行った左側が博物館だ。二又路の頂点にあるDagon Parkの裏手であり、この二又路を左に行ってしまった場合には右手に警備艇やT-33Aが現れるので直ぐにわかると思う。1996年開館とのことだが、マイナーな博物館なのでタクシーの運転手もあまりよく知らないようだ。
展示機
シーフェリーFB.11 UB471  
スピットファイアF.XV UB409 銀地無塗装
スピットファイアLF.IXE UB421 こげ茶と緑の迷彩
C-47D UB736  
OTTER UB653  
SF260MB 2010 屋根から吊下
T-33A 3530 屋外展示
タイガーモス UB156 屋根から吊下
チップマンクT.10 UB15 屋根から吊下
バンパイアT.55 UB503  
プロボスト UB211  
ベル47G-2 6082  
バートルV-44 UB6009 フライングバナナです
アルエットIII 6108  
カマンハスキー UB6166  
Beagle D5/180 Husky 2112  
グライダーCAPSTAN UB0006 屋根から吊下
グライダーDART UB0001 屋根から吊下
グライダーSWALLOW UB0014 屋根から吊下
? UB466 後部胴体のみジオラマに展示

【人民公園】 


 「入場料を払ってまで入る必要のない公園」とガイドブックには書いてある。園内にSL、警備艇、二台の戦車が飾ってあるが航空機は展示されていない模様。戦車の一台は外周から100mm程度でなんとか撮れるが、もう一台の撮影には200〜300mm程度が欲しい(そんなに撮りたければ入場料払えってばぁ。そうすれば触れることも可能なのだ)。

開園時間 毎日午前7時から午後7時まで
入園料 3米ドル
アクセス Shwe Dagon Pagodaの西側。ダウンタウンからタクシーで10分以内。戦車は公園の南東の角近くにある。警備艇は公園の南側中央部あたりに置いてある。
写真3 写真3
人民公園に展示されている戦車二景。いずれも外周から105mmレンズにて撮影

アクティブエアクラフトウォッチング

 ミャンマーの季節は乾期、暑期、雨期の3つに分類されるが、暑期の日中には40度を越えるエリアもある。空港の周辺に人通りは無く、冷たい飲料水を売る店もない。現地の子供がアルミのコップで売ってくれる水(一杯10k程度)は濁っている…。キミはこんな条件を克服して、珍機をモノにできるのだろうか?!生還を期待する!

【ヤンゴン国際空港】 

(2003年5月1日訪問)

 ミャンマーの表玄関で滑走路方向は03-21、長さは約2400mの中規模空港だ。滑走路の東側中央部付近が民間空港で、そのやや北側が軍用エリアとなっている。民間エリアと軍用エリアの間は樹木で隔離されており、民間空港側から見ることはできない。もっとも空港には展望デッキもないので、民間機すら見ることはできないのだが…。よってミャンマー国内機の撮影チャンスは国内線/国際線に乗降する際に限定される。タラップ式なので、早めに行って最後まで粘っていれば何とか撮れるハズだ。レンズは国際線から80〜200mm程度。自分が搭乗する機体なら35mm程度を準備しておこう。係員の対応は決して友好的ではないので、撮影に執着せず、一騒動起こす前に移動することを心がけよう。

 2003年5月5日には離陸のためにタキシングする機内から軍用エリアに駐機するMiG-29を1機、An-12を数機確認することができた。離陸後、上昇する機内からの観察では軍用エプロンから外周まで相当な距離があったので、外周から中を覗き見ることは不可能と思われる。
 R/W21使用時にはミャンマー環状線Wa Bar Gi駅(無人駅)に行くとよい。この駅はアプローチコースに沿った位置にあり、ここからなら着陸する旅客機を300mmレンズ程度で撮影することができるだろう。ヤンゴン中央駅からは1時間に1本程度の頻度で列車があり、料金は1USDで約40分くらいかかる。しかし周囲には店や人家がないので、対暑対策を十分に考えて行って欲しい。

【バガン空港(ニァゥンウー空港)】 

(2003年5月3日訪問)

 ヤンゴンの北北西約500kmにあるバガンは数多くのパゴダや寺院などの遺跡群のある観光地だ。ここの滑走路の向きは18-36で長さは約1500m。その中央付近の西側に空港エプロンと平屋建ての空港施設があるだけで軍用施設は何もない。
 滑走路の周辺は一応針金の柵があるものの撮影に何ら支障はなく、恐らく200mm位でATR-72やフォッカーF27等の国内線を撮ることができる。もっとも一日の飛来機数は数便、暑期には40度くらいの気温となる上、辺りに日陰は少ないので、自分の命の重さをよく考えてスポッティングしよう。
 空港前にテント張りの店がニ張があったが、冷たい飲み物などを期待してはいけない。飲料水は濁った井戸水しか売っていない。空港待合室には土産物店があって冷えたソフトドリンクを売っているが、空港自体はフライトの2時間前にならないとオープンしないし、店員が来るのは、その30分後だ。
 空港待合室からエプロンは見えず、機体の撮影はできない。
写真1
搭乗券には座席No.が記入されていない。なんと「自由席」だ!!真っ先に搭乗して窓際席を取るか、最後まで残って機体の写真を撮るか…?搭乗前のATR-72を35mmで撮影
写真1
これが搭乗券だっ!便名と行き先がゴム印で押されているだけ

以上

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