ホーム(H) 放熱レポート ご感想/ご投稿 ' 03/06/21  THE HORNETS'80 Web
                                       

【準備】 

 インターネットで調べると、今年のシンガポールショー(アジアンエアロスペース、AA2002と略す)には地元シンガポール空軍からの参加はF-16が1機のみでブラックナイツの参加は無し。さらにボク好みの展示機が全く無いじゃん!加えてショー直後の金曜日は仕事の山場である。「こりゃぁ、行く価値も時間も無いわな」と一瞬思ったが、「きっと、この頃には息抜きの場が欲しくなっているに違いない。それならウダウダしているより、いっそのこと行っちまえ!」と、(都合よく)前向きに考え直し(^^;)、インターネットを使ってUA便を予約したのは1月9日の夜のこと。
 そんなワケで今回は金曜日に午後半休を取って午後出発、土曜にショーを見学して日曜の早朝に現地を立つという一撃離脱コースである。お値段は航空券のみで40,300円、空港使用料等を入れた合計が43,420円であった。
 2月18日になってから再度インターネットでホテルを検索し、一泊48SD(シンガポールドルの略)の所を見つけて予約した。さぁ、あとは行くだけだ。

【3月1日(金)ホテルまで】 

 直前になって金曜日は全日休めるだけの余裕ができた。そこで午前中は昨年写真投稿で稼いだ分の確定申告を行うべく税務署へGo!本職はサラリーマンなんで、こんな申告はあまりやったことが無い。経済関係雑誌などの記事を元にして、貯めておいた領収書をいくつか貼り付けて提出した。帰宅後、さらに領収書が見つかり、チョット悔しい思いをするが、もう遅い。また来年も申告が出来るように写真投稿でガムバロウ。
 そんなことをしているうちに出発の時間だ。イカン、荷造りをしていないっ!と、バタバタ準備をして飛び出すも、成田空港に着いたのは何故か予定より1時間も早かった・・・。何のことはない、時刻表を読み間違えていたのだ。夕日と離着陸する機体を絡めて撮るのも良いが、元々少ない手持ちのフィルムをここで消費したくなかったので、普段の睡眠不足を補うべく、ベンチで居眠りしながら時間を潰す。
 さてUA897便の機体はB747-400。17:40発の予定だったが、プッシュバックしたのは18:14、離陸は18:36となった。機内ではひたすら飲んだくれているうちに日付は変わり、3月2日(土)の0:19amにチャンギ空港着。空港から市内までを直行するMRTは2月に開通したばかりだが、終電は23:18なので使えない。バスの便も既に無く、タクシー乗り場にまっしぐら。オット、両替を忘れちゃいけない。今回はこんなモンだろうと15,000円を203.1SDに換えた。(1SD=74円)

 タクシーの運ちゃんにホテル名と場所を告げると「なんでそんなホテルに泊まるんだい?60SDも出せば、もっと安全で良いホテルに泊まれるのに・・・」と、ブツブツ。「まぁ、モノは試しという事サ」と返したものの、内心はどんなに酷いホテルかとビクビク。
 空港から20分ほど、料金にして17.6SDでAljunied駅近くのFragrance Hotel(飛龍酒店)-Pearlに着いた。このエリアには同じFragrance-Hotel(飛龍酒店)系のホテルが数軒あり、いずれも宿泊料金は48SD/泊だ。ホテルは比較的新しく、隣の部屋との壁が薄かったことと、やたらバタバタと人の出入りがあり、ドアを開閉する音がうるさかったことを除けば、それほど問題となるような所ではなかった。いつも底辺に近い宿を利用するボクとしては「豪華」な部類に入るが、周辺の歩道にはジャンキー用の注射器が転がっていたので、ヤッパリそれなりの注意は必要だろう(もちろんシンガポールでも麻薬はご法度である)。
 さて、もう瞼が重くなってきた。慌てて出てきたので目覚まし時計を忘れちゃったぃ!ということで電話機を使ったモーニングコールを6:45amにセットして、おやすみなさ〜い。

【3月2日(土) 前半戦「空軍博物館」】 

写真1
空軍博物館に展示されているA-4S。胴体に描かれた国籍マークは先々代のもの。キレイに塗り直されており、保存状態は良好
 これまでの経験から予想していた通り、モーニングコールは鳴らなかった(--;)が、体内時計のおかげ(?)で朝7時に起床。前述のようにドアの音が少々うるさかったことと、モーニングコールを信用せず、緊張して寝ていたので、あまり眠ったという気分ではない。熱いシャワーを浴びて目を覚まし、7:30に出発!朝食は駅に行く途中の食堂で取った。

 まずは2001年3月22日にオープンしたばかりの「新名所」、パヤレバー基地の空軍博物館に行こう。MRTで二つ目のEunos駅に隣接するバス停からNo.94のバスに乗れば乗り換えなしで博物館まで行けるのだが、始発は9時頃である。今日は時間が無いのでMRTと交差する大通り(Jalan Eunos)のバス停まで3分ほど歩き、ここからバスを乗り継いで行く。図に書けば大したことではないのだが、説明すると;
(1) No.25のバス(その他、幾つかのバスが利用できる)に乗り、バス停で6つ分、時間にして5-6分でパヤレバー基地に通じるAirport Roadとの交差点に着く。道路はEunos駅から真っ直ぐ1本だが、途中にあるハイウエイから先は「Eunos Link」と名前が変わっているので注意。
(2) 交差点を過ぎた所で下車してAirport Roadに入り、基地方面(北東)へ向かうと直ぐにバス停がある。
(3) ここからNo.90かNo.94のバス(末尾が「A」となっているバスでも大丈夫)で約5分、バス停で3つ目の右側が空軍博物館だ。Eunos駅からの所要時間はせいぜい15分ほどで行ける。
(4) ちなみに一つ手前のバス停の右側はパヤレバー基地入り口で、中にハンターが展示されている。
 …博物館に着いたのは8:35amだった。前庭にはハンターF74S(#501)が展示されているので道路からでも直ぐにわかるだろう。この機体にはチャンギ空港近くの旧博物館に展示されていた機体と同じ番号が描かれているが、パヤレバー基地内に以前あった機体も#501なので、どちらから移設されたのかは判らない。

 さて博物館はパヤレバー基地の一角にあるが、どうあがいても滑走路は見えず、せいぜいT&Gを繰り返すフォッカーの垂直尾翼先端が見える程度。精神衛生上、大変よろしくない。
 開館時間は火曜日から日曜日までの0830-1700で、月曜祝日は休館。入場は無料だ。この博物館の開館と同時にチャンギ国際空港近くの旧博物館は閉鎖されたが、展示機のほとんどは旧博物館展示機とは異なるナンバーの機体のため、旧博物館に展示されていた機体が今後どこかに出現することがあるかもしれない。展示機は以下の通り。その他ブラッドハウンドSAMやらシンガポール空軍の歴史写真やら防空システムの解説やら何やら、まぁ「一般的」な内容がパネルなどで展示されている。

***展示機***

   
ハンターF74S #501 前庭に展示
ハンターF74S #527 屋内に展示。元RAF S/N ZF458
SIAIマルケッティSF260MS #123 C/N 13-04
TA-4S #651 / 145047 前部胴体のみ
A-4S #607 / 145013
ストライクマスターMk.84 #304 C/N 1921
T-33A #364 51-6956
UH-1B #258 60-3605(旧博物館展示機と同じ258番機)
セスナ172K(?) #110  
写真2 写真3
▲先代の国旗マークを付けて展示されているT-33A。後ろはパヤレバー基地のタキシーウエイだが、機体は来ないし、R/Wは見えない。 ▲展示機の一つ、マルケッティSF260MS。屋内展示場の照明は暗いが、周りが明るいので、ISO100のフィルムでも何とか手持ちでも撮影可能だ。。

【3月2日 後半戦「AA2002」】 

写真4
「民間の」空中給油機B-707(N707AR)。肝心なオシリの部分は近寄ることが出来ず、見れなかった。
写真5
目の前に駐機していたF/A-18Fの予備機。あと5メートル右に行ければ、尾翼マークが見えたのに…(詳細は本文参照)
写真6
エプロンに戻ってきたB-1B。この後、目の前にまでやって来た
写真7
帰投したF-16Cと発進するKT-1のツーショット。200ミリくらいかな?
 1時間ほど展示物を眺めて退館。行きのバスから見えたパヤレバー基地ゲートガードのハンターの確認をするため、バス停一つ半ほどの距離をテクテク歩いて行き、ゲートで尋ねてみるも、やはり撮影は不可。強い逆光のため、目前の機体に書かれたシリアルナンバーも確認できず、残念!
 さらに5-6分歩くとEunos Linkのバス停だ。ここからNo.87のバスに乗りMRT Bedok駅へ向かう。料金は0.9SDだが、小銭が無いので前回と同様、1.0SDを料金箱に放り込む。乗車時間わずかに16分で到着だ。時間は10:10amだが、これからが勝負なので駅前のフードコートで早めの「昼食」を取り、目の前のバスターミナルに移動する。AA2002会場に向かうNo.9のバスは10:35amに発車、途中で厳重な車体検査があったが、11:15頃には会場近くのバス停に着いた。料金は1.4SDだった。

 さて、ゲートでチケットを…、と思ったが、窓口は全て閉まっている。HP情報に「注意:現地でチケットは買えないヨ」(チケットは市内各地の窓口で事前に買うことになっている)と書かれていたけれどマジかよ?チケットを忘れたり、落とした人はどうするの?と思いながら、モギリのお姉ちゃんに尋ねてみた。
 「日本から来たんだけど、チケットは何処で買うの?」
 「初めて?」
 「イエス(もちろん大嘘)」
 「じゃ、イイワ」
…ということで、無料で入るコトができました。良かったぁ(^^)v。

 インターネット情報により、今回のショーではロクなフライトディスプレイがないことが判っている。海岸でラファールのフライトを見ても豆粒なのは明らかなので、最初からエプロン地区でエンジンスタートとランプインを狙うことにしていた。
 フライトは12:30からの予定だが、既に展示館近くの地上展示エリアにはラファールの姿がない。慌てて大型機展示エリアへのシャトルバス乗り場に走った…が、そこは長蛇の列(^^;)。並んでいる最中にKT-1がトーイングされていくのが見えたが、どうすることも出来ずに眺めるのみ・・・。それでも、最初にやって来たバスの「最後の数人」のグループに入ることができて、途中でこのKT-1を追い越して展示エリアに行くことができた(^^)v。
 が、ここでショック!大型機の周辺には近づけないのだ!道路沿いにフェンスが設けられ、そこから滑走路側には全く行けないのだ!!ラファール、ホーク、F-16、FA-18Fなどがタキシングするシーンは300ミリでも遠いゾ!!
 手前にはフライト予備のF/A-18Fが駐機している。しかし、あと5メートル右に行ければ垂直尾翼のマーキングも撮れるのに、警備兵が頑と構えて我々スポッターの進入を阻止している(^^;)。
 大型機展示場のため、やたら左右のラインは長いものの、主翼や地上設備がジャマでタキシングをきれいに狙えるところは意外に少ない。結局、機体ごとのデパーチュア時にはアッチに走り、コッチでしゃがみ込みと、結構忙しい撮影となった。
 ランプインは元のところに戻るもの、と思いきや、ホークとラファールは手前側にやってきて絶好の撮影チャンス!・・・だったハズだが、離れた所でタキシーウエイからランプに入るところを狙っていたボクは動くことが出来ず、悔しい思いをした。ま、B-1のランプインは思い通りに撮れたし、この時の写真をJW誌に掲載することができたから良しとしよう。

 1時間ほどのフライト時間が終わり、パビリオン近くの地上展示エリアに戻ると軍用ヘリコプター類は1機も無し。なんでもAH-64DはC-17で空輸される予定であったが、肝心なC-17がアフガン支援で忙しく、運べなかったとか。トレードディにはあったというオーストラリアのP-3も無し。展示館内のブースのほとんどはクローズされている。ウウム、つまらないショーだ。やっぱり高い入場料を払ってでもトレードディに来るべきだなぁ。
 特に観るものもないので、16:30ごろまでジックリとメーカーの広報ビデオ類を眺めて退場しました。夕食はお馴染みのTampines駅前のフードコートで取ろうと、駅に向かうNo.19のバスを待つ間にF/A-18Fの1機が離陸。帰投かな?。明日の最終日はさらにつまらないコトになりそうだ…。

【3月3日 帰宅&まとめ】 

写真8
デモフライトに向うHawk 100。これで280ミリ
 夜中にフト目が覚める。時計を見ると2:30amだ。今朝は4:40amにモーニングコールするよう、フロントに頼んであったのだが、チョット不安に感じたら眠れなくなってしまった(^^;)。
 今日は日曜日なので、空港行きのMRTの始発は6:45am。使えね~なぁ~。もちろん、前日に調べて判っていたことなので事前にタクシーを呼んでもらっており、これに乗って5:10amにホテル発。夜の明けきらぬ市内を突っ切り、20分後の5:30amに空港に到着。料金は23.0SDだった。
 残ったシンガポールドルを両替をすると7000円バック。つまり8000円を使った計算だ。ホテル代金はカードで支払い7061円。と、いうことで今回の旅行代金をまとめると;
  航空券等 \43,420(旅行社を選べば、あと二千円くらいは下げられたか?)
  ホテル  \ 7,061(カードの請求代金より)
  現地使用 \ 8,000(両替手数料と為替変動で800円くらいの損。)
  JR往復  \ 1,260×2
  合計   \61,001
 使用したフィルムはわずかに6.5本(!)でした。

 …UA890便は7:22amにテイクオフ。機内でワインを舐め舐め、ウトウトしているうちに時は過ぎ、成田に到着したのは14:10pm。自宅着は16:50pm頃でした。
さぁ、明日から仕事だぁ!
写真9 写真10
▲デモフライト後、駐機場所を移動するF-15E。200ミリ程度 ▲デモフライトを終え、ラファールから降機するパイロット。280ミリ

***AA2002地上展示機(軍用系のみ)***

F-16A 880 87-0397 RSAF 140sqn. 地元シンガポール空軍機はこれだけ。
F-15C 78-0543 ZZ USAF 67FS "18thWG"
F-15C 78-0506 ZZ USAF 67FS
F-15E 90-252 AK USAF 90FS フライト実施
F-15E 90-233 AK USAF 90FS
F-15E 90-248 AK USAF 90FS
F-16C 92-901 WW USAF "35FW" Block 60 仕様で展示
F-16C **-802 WW USAF フライト実施
F-16C **-*** WW USAF フライト予備機
B-1B 85-077 EL USAF 77BS
B-1B 86-129 EL USAF 77BS フライト実施、Op.Enduring Freedumに31回出撃のマークあり
KC-135R 58-123 ZZ USAF
F/A-18F 165882 VFA-41 USN NH-106 フライト実施
F/A-18F 165883 VFA-41 USN NH-107 フライト予備
P-3C 913 USN カジキのマーク
ラファール #301 フライト実施、フランス
ミラージュ2000C 5-OB #19 地上展示のみ、フランス
ホーク100 ZJ100 フライト実施。他にレプリカ機を展示。英国
KT-1 01-019 デモフライト実施、韓国
KT-1 01-020 韓国
CASA C-295 35-40 / T21-02 スペイン
C-27J I-FBAX / NC4115、 イタリア
ATR-42MP 10-01 / MM62170 イタリア沿岸警備隊(海軍?)
ガルフストリーム100 B-20001 台湾のAIDC所有機、RTT-9ターゲット付
     
写真11 写真12
▲地上展示だけだったミラージュ2000C ▲地元シンガポール空軍からの唯一の参加機。140sqn.のF-16A。17ミリ
以上

ページトップ 放熱レポート ご感想/ご投稿 THE HORNETS'80 Web